本日はシャネルという一大ブランドをたった一人で築き上げたデザイナー、ココ・シャネルの名言をご紹介します。英語とフランス語原文もご紹介しますので、語学の勉強にもどうぞ。
「最も勇気のいる行動は、自分自身で考え続けること。そして声に出すこと」
(英語)
「The most courageous act is still to think for yourself. Aloud.」
(フランス語原文)
「L’acte le plus courageux demeure le fait de penser pour soi-même. À voix haute.」
今やファッション界で、「黒」という色は当たり前になっています。もはや黒抜きではどんな高級ブランドも成り立たないでしょう。
しかし、ココが生まれた時代は黒はご法度でした。そして、女性たちはうっとおしいほどに着飾り、コルセットでウエストを締め上げ、大きな帽子や花やリボンをあしらいました。
ですが、ココ・シャネルは「このファッションはおかしいのではないだろうか?美しくないわ!」と、当時では誰も口に出しえなかった発想を自分の力で考えだしたのです。
そして、それは若い女性たちに受け入れらます。「おかしい」と思ったのがココだけではなかったのでしょう。
ココ・シャネルがボーイフレンドに連れられて社交界に現れたファッションは、白と黒のコスチューム的なものでした。
これは男性にも評判がよいものでした。コスプレ的、フェチズム的な魅力を醸し出していたのです。きっと今でも「美しい」といえるファッションだったのでしょう。
自分で考えることはたやすい。しかし、社会に声に出して発するのはなかなか難しいかもしれません。
ファッション界を自らの力で切り開いたココ・シャネル。彼女の言葉は今も私たちを励ましてくれます。