2013年秋冬、今季のアクセサリーには大きなトレンドの変化が見られそうです。
ここではシャネルのネックレスに注目してご紹介しましょう。
まず、これまで若い女性に流行のジュエリーといえば、
華奢で繊細、細いチェーンに小さなペンダントトップというスタイルが一般的でした。
これはネックレスだけでなく、指輪やイヤリング・ピアスにも見られ、
小さくて控えめなジュエリーが、肌の上でチラリときらめくのに女性らしさを感じていたはずです。
しかし、今季はガラリと変わって大ぶりでボリューム感のあるアクセサリーが中心と
なっていきます。
やや過剰とも思えるくらいのメタリック感に、大ぶりのモチーフ。
チェーンは何本も重なり、ジャラジャラとした奥行きを生み出します。
こちらはココマークを多用した新作ジュエリー。
まるでココ・シャネルが自身のスタイルに合わせたジュエリーのよう。
そして、次なるネックレスのトレンドはチョーカーです。
首元にぴったりとまとわり、クラシカルな装いです。
首元にリボンを巻くようなタイプだけでなく、
パールやダイヤ、その他の貴石を大きめにあしらったデザインや、つけ襟のようなデザインも。
(画像:シャネル公式サイトより)
こちらはシャネル2013秋冬新作の、コメットコレクションです。
コスチュームジュエリーのような大胆なデザインで、
デコルテを印象付けてくれます。
また、ペンダントの長さはぐっと長くなり、ロングペンダントが主流に。
太めでゴツゴツしたチェーンを長く垂らし、
その下に大きなモチーフでポイントを作るのがトレンド。
まるでバブル時代の派手なアクセサリーを思わせるデザイン。
(画像:シャネル公式サイトより)
そして、短めのネックレスとロングタイプを重ねづけして、豪華な印象の首元に。
特にシャネルのカメリアコレクションは、本当の椿の花のように大きい
ブローチやペンダントトップを次々とリリースしています。
パーティーシーンでは大ぶりネックレスを重ねづけするだけで今年風になりますし、
普段着にもクロスやチェーン、パールをじゃら付けするだけで、
モードチックなアクセントになってくれます。
また、このようなビッグジュエリーの流行により、ヴィンテージシャネルの需要が高まっています。
ヴィンテージシャネルは、一点ものが多く手に入りづらいので、
きちんと鑑定を受けたショップで購入しましょう。
力強くゴツゴツしたネックレスと、細くて白いデコルテ。
この対比こそ、マドモアゼル・シャネルが愛した美しさでしょう。