「リトル・ブラック・ドレス」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
今やパーティーなど、ここぞという場面で
コンパクトシルエットの黒いドレスを身に着けるのは一般的なこととして浸透しています。
しかし、これもシャネルが起こしたファッション革命の一つなのです。
当時、黒とは喪服でしか使われない色でした。
黒には暗くマイナスのイメージしか持たれていなかったので、洋服に取り入れようという
発想はなかったのです。
しかし、ココ・シャネルはシンプルで機能的でありながら、セクシーな服を作りたいと考えていました。
そこで、自らをモデルに中性的なストンとしたシルエットの黒いドレスを作りました。
ココ・シャネルは孤児院の白黒の制服から着想を得たのです。
シャネルのデザインしたブラックのドレスは、シンプルなのにエレガント、
かつ豪華でセクシーなものだったので、一気に流行の最先端となりました。
このドレスにより、タブーであった「黒」をファッションにおいて基調となるカラーに変えたのです。
マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンらハリウッド女優も、
こぞってシャネルの黒を身に着けました。
今では「黒」は、ファッション界においてなくてはならない色となっています。
【送料無料】シャネルスタイルと人生 [ ジャネット・ウォラック ] |